株主優待と言えば金券や企業にちなんだ物であることがほとんどです。調べてみることであなたが欲しい優待を受けられる企業が見つかるかもしれません。

スーツをする男性

株主優待に力を入れる企業が増え、今や上場企業の35%が株主優待を取り入れているというデータもあります。
長期保有の株主の優待内容をグレードアップする企業も増え、優待内容が多様化し、株主優待ブームを押し上げています。

自社製品や自社サービスだけでなく、地場の特産品や、株主限定のオリジナルグッズ、クオカードを始めとするギフトカードなど、様々な優待品の中から自分の好きなものを探す、という「株主優待目的」の株式投資をする人が増えてきました。
ギフトカード類の金券を狙う人もいますし、非売品のオリジナルグッズが目当ての人もいます。
家族みんなで株式を購入し、食事券をもらって、家族で食事を楽しむという人もいます。
もらって得をした「楽しみ」を、家族や友人とシェアできる優待もたくさんあります。

株主優待で人気のものとはどれ?

株主優待で人気のものは、まず、利回りが高いものです。
比較的、食事券の額面が高額なので、配当と株主優待を足したトータルの利回りが高い銘柄の上位には、食事券を出す銘柄が並びます。
食事券は、自分がいつも行くお店、近くにあるお店であれば、「もらったけれど、結局使わなかった」ということもありません。
家族や友人との食事で使えば、自分だけでなく、みんなで楽しんで使うことができます。

食事は必ずするものなので、使い漏れが少ないといえます。
「優待を使って、おいしいものが食べられた」、「家族、友人と楽しめた」という満足も得られます。
ファーストフードやスーパーのように街中にたくさんあるお店の優待券なら、使いそびれるということはありません。
いつもお金を払って食べているものを、割引または無料で食べられるというのも、株主優待ならではの楽しみです。

宿泊券は、宿泊代○○%または○○円引きの優待券が多く、宿泊代自体が高額なので、割引される金額がほかの優待より高めとなり、お得な優待と言えます。
持ち株の数が多ければ、宿泊代が無料の優待もあります。
優待券を使った旅行を企画するなど、株主優待を使った楽しみ方をする人もいます。

自社サービスや自社製品で人気があるのは、町中にたくさんあるファーストフード、スーパー、ファッション店の割引券です。
身近に店舗があれば、使いそびれるということはありません。

自社の製品○○円相当を送ってくれる銘柄もあります。
ホームセンターの生活雑貨や、まち化粧品メーカーの自社製品も、必ず使うものなので、人気があります。
いつもより高級な化粧品を株主優待で楽しむというのは、優待のだいご味です。
自社製品の詰め合わせは、毎年、内容が変わる銘柄が多く、「今年は何かな」と楽しみに待つことができます。
株主優待用のオリジナルグッズを送ってくれる銘柄もあります。玩具メーカーのミニカーが有名です。

ギフトカードで人気なのは、クオカードです。
クオカードはコンビニや書店で使えるため、「使える場所がなかった」ということがなく、使用期限もありません。
最も使い勝手のよい金券なので、株主優待では図書カードや、クレジット会社の商品券よりも多く見かけます。

証券会社などでは、株式売買手数料のキャッシュバックがあります。
株式の手数料は昔に比べて各社とも下がったとはいえ、実質無料で売買するにこしたことはないでしょう。
地味ですが、投資効率のよい優待と言えます。

株主優待目的の投資をしている人もいます

株価に関わりなく、定期的にサービス券やギフトカード、物品を受け取ることができる株主優待を、持ち株を選ぶ基準にする人が増えています。
株主優待がある持ち株が10個あれば、何もしなくても自動的に食事券、ギフトカードなどの優待が、毎年送られてくるのです。
この優待と、配当を合わせたトータルの利回りが高い銘柄が人気配当株として人気があります。
人気配当株は、利回りだけでなく、株主優待が含まれる銘柄が多くなっています。

株主優待は、株価の上下に関係なく、その会社が優待制度を廃止しない限りはもらうことができます。
10年間、株を持っていれば、株主優待を10回分もらえるわけですから、1000円で買った株が100円になったとしても、900円損したことにはなりません。
配当と株主優待をもらえば、株価が下がったとしても、ある程度の期間保有すれば、十分にペイできます。
1年以上、3年以上など、長期保有の株主に対して優待内容をグレードアップする銘柄も増えているので、株価の上下に翻弄されずに長期保有し、優待サービスや優待サービスを楽しもうという人が増えています。

持ち株に掛かるお金は、売買の手数料のみで、持っている分にはお金はかかりません。
また、税金のことを考えると、株主優待は非常に有利です。
配当には20%の税金がかかるため、1000円もらっても、実際手にするのは800円です。
株主優待については、1000円のクオカードをもらっても、3000円の自社製品をもらっても、税金はかかりません。
配当は低くても優待がお得な銘柄を選べば税金の負担が軽くて済みます。

結局のところ、その会社の株がいつ上がって、いつ下がるかを予測するのは困難です。
目先の株価に一喜一憂するよりも、自分が気に入っている株主優待がある銘柄を持ち続け、優待をもらい続けたほうが、手間も手数料もかかりません。
「黙っていても送ってきてくれる」、「追加の出費なく、自動的に、定期的に、サービスや品物を受け取れる」というのは、大きなメリットです。
成人NISA、ジュニアNISAの導入でこれまで株式投資をしていなかった人が投資をするようになり、株主優待のある銘柄を選んで家族で楽しむ、という今までになかったスタイルも出てきています。

株主優待の使用期限に注意

株主優待の食事券や宿泊券には、大抵、半年から一年の使用期限があります。
期間内に使わないと無効になってしまうため、送られてきたらすぐに使うか、使う予定をしっかり立てたほうがよいでしょう。
特に、宿泊券は、使用期限内に予約をすればいいのか、宿泊しなければならないのか、使用条件を調べておかないと、結局使えなかったということになりかねません。
もらったら、さっさと使ってしまうことが、無駄にしないポイントです。
優待券の額面が高額でも、自分に合わない使用条件であれば結局使えないので、額面に惑わされず、自分や家族が確実に使い切れるものを選ぶとよいでしょう。

買い物券には、「1000円以上で1回に1枚」というような使用条件がある場合が多く見受けられます。
この使用条件が厳しいと、使用期限内に券を使い切ることが難しくなります。
スーパーのように使用頻度の高いお店は、使い切れない心配はあまりありませんが、家電量販店や紳士服など、高額品を扱うお店では頻繁に買い物をするわけではないので、使用期限切れになる可能性が高くなります。
家電量販店の優待券は、大物家電を優待券を使って買う、大物家電の購入予定がない場合は電球やコードなどの小物の必需品を計画的に買うなど、考えて使う必要があります。
紳士服の優待券の場合は、「3月にスーツを買うから、その前の権利確定日までに株を購入する」など、予定に合わせて計画的に株式を購入するのもありの銘柄です。

美容院の優待券も使用期限内に使えないことがありがちな優待です。
人にもよりますが、スーパーなどと比べ、美容院はそれほど頻繁に行かないため、使用期限が切れてしまうというケースです。
無記名式の優待券であれば、家族や友人に譲ることも可能ですが、株主の記名式の優待券を発行する銘柄も出てきており、受け取ったら、早めに使うべき優待と言えます。

証券会社の株式売買手数料のキャッシュバックも、申請期間と、キャッシャバックの対象期間が異なるため、少しややこしい優待です。
長期保管している場合も、必ずキャッシュバックの申請を行い、受理されたことを確認し、対象期間内に売買を行うよう、確認する必要があります。
キャッシュバックの申請を行わないと、優待の対象になりませんので、注意が必要です。

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